03/05 為替と今後の景気の動向 ドラギECB総裁の会見待ち
いつもどおりと言えばいつもどおりですね。動き自体はありますが、やはり大きな指標がある場合はそこまでに動く意味あいが薄くなります。いわゆる動意薄というものですね。今までもこういった状態が続くことが多かったのですが、日銀関係者の発言等もあるのでドル/円、ユーロ/円はその辺りを見つつ夜を待つという形になりそうです。最近の日銀関係者や自民党の方の発言を見ていると極端な円安へ進むのを妨げているようにも感じます。
注目はユーロ安についての発言
ドラギECB総裁(2015年3月現在)の発言で1番注目すべき事はやはりユーロ安についての発言があるかどうかが争点となりそうです。1番と言ったのは発言次第では他通貨まで巻き込む事態になりそうで、ユーロを扱わない方でも情報は入れておいて損はありません。
発言内容を予測することはできませんが、発言後に対処するためにしっかりと情報を仕入れて波に乗り遅れないようにしましょう。
ドルなら米・新規失業保険申請件数にも注目
もう一つ注目しておきたいのは「米・新規失業保険申請件数」です。重要な指標が2つもあると動意薄になるのも納得ではあります。こちらの争点は景気回復です。予想を下回るか上回るかいい数字であればあるほどドルが買われます。
考えておきたいのはドルの最近の指標がいい結果ではないと言うことです。
今回もあまり良い結果ではないのでは?と思われていますが、それでも景気が回復しているという不思議な状況ではあります。その後に雇用統計も控えているのであまり大きな動きにはなりにくいかもしれません。
雇用統計の時に2つの指標を総合して考え動く可能性もあるので注意はしておきましょう。
今日の為替予測
日本市場では120円台~119円代での押し合いになりそうです。動意薄と表現してもいいでしょうが、夜のドラギECB総裁の発言と指標の米・新規失業保険申請件数を待つ形になりそうです。
特にドラギ総裁の発言はユーロ以外にも影響を与える可能性があるので「ユーロ安」についての発言があるのかどうか、しっかりと情報を確認しましょう。